落月

アメシロで駄目になっていた隣の家の桜、婆さまがお骨になった後に満開になった。

103歳にならずとも

去る桜の庭

隣の婆さまが亡くなったことを夕方聞かされた。本当は金曜の夜に、お風呂に入ったままだったそうだ。 毎日外の様子を見るために少しだけ開けていた障子。そのままになっていたから、亡くなっているとは思わなかった。 ヒートショックか何かで、苦しまずに逝…

夢記と

木造、昔の本家だろうか。今年亡くなった祖父の兄弟の人が戸の外に立っていて、心地良さそうな外の光が漏れていた。奥さんも隣に立っていた。 家には祖母の叔父の人があがって、香典を頂きつつ葬儀の相談をしていた。誰のなのかはわからない。 あちらの世界…

耳鳴

右耳だけお囃子のような耳鳴り。これは面白いから治さないでおきたい。 先生の命日が過ぎて、ちょうどこの日に帰天されたのを聞いたのだった。あの時の晩もヒャラヒャラと楽しげな音がしていた。

自由

持たざる者も持つことができて、多くを持つ者もそれらと引き換えたくなるもの... いつも損なわれた物や者によって現される。

東京でジェンガ

関東沿岸を破壊してしまえば大半は停止させてしまうことができる現状。 空爆も地震も、皆で受ければ怖くないのか。 昨日の朝刊で地方創生の取り組みが、逆に国力の一都集中を加速させてしまったことが指摘されていた。 日本という土地柄、狭く高く高く積み上…

背に腹変えられず

やることは無限にあるので、あぁやりたいことがないと嘆く人の、時間と心と体を奪えたらいい。そしてやりたいことが見つかったら解放してやる。 あまりに沢山のことを忘れていくので、主治医に内緒で薬を飲むのをやめた。そうしたら眠くてしょうがない。世界…

雑記

姉を歯医者に連れて行くと、足を引きずって玄関を出てきた。階段を踏み外して捻挫したらしい。どちらにどのように捻ったか、どこまでどう痛いか、痛みの伝わり方を聞いて応急処置をした。酷使した筋肉を痛めたわけでないから、消炎を優先してロキソニンテー…

3月3日

経理事務をお手伝いしていたころに少しご一緒した方が亡くなった。29歳、自分より若い方が亡くなるのは悲しいと聞いていたが、実際そうだった。 おそらくスキルス性の、ステージ4の胃がんだったそうだ。背骨に転移してからはあっという間。私も数日前に聞か…

踊り子達

知らない人が踊っているのを見ても一次的な感動を感じなかったが、知っている人が改めて踊っているのを見ると違った。 生活での動きにはない速さの踊りと、生活の動きを心からあらわす踊り、前者には若さを感じるばかりだと思っていたけど、決まりきった動き…

正直な猫のこと

猫を家に迎えてから6年半、人さまの家の猫や画像の猫に反応することが増え、とうとう猫の一部が映像にでできた程度で反応してしまうようになった。 猫足バスタブの脚の部分が本物の猫の足を模していて、自分がにこにこしていることに気がついた... 私が自殺…

失礼

昔から心の片隅にいた、先に幸せになってはいけないという感情が沸々としている。 呼吸を習って全て削いでいった気になっていても、家族の影武者のような感覚はなくならない。消えたり現れたりするんだろう。 私は自我が強いのに自分というものを持たなかっ…

笑いすぎで肋骨を痛めた

何時間も同じ姿勢で負荷がかかっていたのか、小さなことで爆笑してしまうせいなのか、異音がして肋骨を痛めた。 手を挙げると痛い、息を吐くと痛い、鼻をかむと痛い、もちろん笑うと痛い。 側から見たら面白いだろうな...。

夢日記と

「勝てば勝ちで勝てばいい過程はいい」凄い韻。 県内5月の気温になり、2月から春が感じられるのはお得だなと話していた。 1畳ほどの温かい子綺麗な小屋で休んでいたら、隣家のばっちゃがケーキを持ってやってきた。(現実ではいつも山菜か漬物や赤飯を持って…

ラビおり

姉が珍しく折り紙をしていて、えらく硬質な入れ物を作っていた。 「何折り?」と聞くと「ラビオリ」と答えた。 一瞬考えそうになったせいで可笑しくなって、何だかつぼにはまって笑いが止まらなかった。 ラビおりの対荷重。

記憶がもたない

脳の興奮を抑える薬を飲んでいるせいか、短期的な記憶がどんどん弱くなっていく。 家族の下着を干していて、どれが自分のものなのかわからくなったり、非常に小さなことも。 今日はトイレに行こうとしたことも忘れてしまって、下の階にいって姉に聞いて思い…

綺麗事

お偉いさんが口にした、綺麗事を言うことが作家じゃないという言葉が頭に残っていて。 絵空の綺麗事だったら私も嫌いだが、人が経験を通して獲得した物の見方はそのように片付かないと思う。それがあんたにとって特別綺麗に聞こえるなら仕方がないと言うしか…

さようならと

家に白鷺が降りた。 君たち(特にお前)はどう生きるかってことかと思ったが、なんとなくばっちゃと思った。 いつも鷺が降りるのはもう少し行った先の川だから、何か伝えにきたんだろう。3回忌でそろそろ上に行くのか。 母が近づくと、ひと鳴きして飛んで行っ…

暴力

珍しくラジオを聴きながらネタ書き。 私の好きなものや好きなこと、友人を真っ向から貶める催しの何千回目が始まりそうだったので逃げた。 何か具合が悪くなりそうになると人を支配したがる悪癖は、人格というより発作だと思うから、耳に入れないことにした。…

遠くより。

遠隔のやり方を教えてもらった。 顔を考えればいいのかイメージがしづらいと言うと、タオルが布団か何かを丸めてその人の治したい部分を模するとやりやすいとのこと。 やってみたけれど、瞑想の時とは違ってかなりの集中力がいる。 それでいて身体に力が入る…

夢日記

とんでもなく大きな金色の白熊に抱きしめられ、「もうすぐ40年経ってしまう、かなり忙しいけど、必ず待っててね」と言われた。 当たり前のことだが、白熊は冷んやりするわけじゃないんだなと思った。 起きてもふんわりとした感覚が残る夢だった。 金色なのに…

状況は人を説明していない

話に一貫性もあって、ちゃんと説明になっているという人と、感情的で飛躍した話をする人。 こうみればどちらが信用に足るかはわかりやすいものなのに、前者がホームレスで後者が会社員だった場合には、判断がつかなくなることが恥ずかしく思う。 児童買春す…

失せ物

故人からの手紙を失くしてしまったという方、その故人の方がそうしてほしかったように見えて感じた。 それを持っていることで進めないでいるのがわかっていたから、失くさせた。しかも自分で失くしたら自分を責めるから、誰かにやらせたんだなと。 人を亡く…

途中、キャンディーズ

本当にいい仕事をしたい、いい仕事をしないと駄目だと思う。それしか考えていない、草を食っても良い。 描きたいものを描くのは素人の人なら良いと思った。プロは違う。画力1番で賞とか、奇抜で賞をもらって喜んでいるのでは。どうにか自分の命をふりしぼっ…

徹夜ゾンビ

何年ぶりか徹夜で海外ドラマをこなして、内臓から文句が来ている...。 ゾンビものに近い韓国のホラーで、シーズン2を見た。ゾンビ映画は社会的抑圧の解放や、とりわけ社会的弱者の視点を描く役割をしている。特に韓国のゾンビものはそれが顕著で面白い。 面…

雑記

昨日朝、姉の頻拍発作が3時間を超えて続き、心臓の薬も効かないために救急搬送された。頭に入ってみると悲しみと嘆きだけだった。 姉の靴を持って、遅れて少し遠くの病院へ向かった。病院に着いたら死んでしまってるのではないかと、帰りの救急車とすれ違っ…

雑記

雨だれがうるさくてノイズキャンセリングしないと眠れず、暖冬なのだと実感がある。これが続くと春の田んぼに水が入らず、降れば文句降らずとも文句で難しいようです。 君たちはどう生きるか、の映画を見に行きたいが、ほとんど遺書に近い大作。監督が亡くな…

1日の死に方

病気の人の世話を、何年も何年もやっている人の御苦労を想う日々。こちらが尽くすことが当たり前で、文句を言われようがどこかで自浄するしか手はないので、これをずっと続けている人は並の心持ちではないと思う。 1日のひとつひとつをやりきって、1日の終わ…

夢記

新年は風邪にかかって夢を全く見なかったが、今朝は示唆的だった。 不登校の際お世話になった附属校の学年主任の先生と、恩師の2人が私の左右に並び、資料を見せてくれた。 表紙に「虐待を受けた子どもたちの...(ここから先は読めない)...」と書かれていて、…

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