去る桜の庭

隣の婆さまが亡くなったことを夕方聞かされた。本当は金曜の夜に、お風呂に入ったままだったそうだ。

毎日外の様子を見るために少しだけ開けていた障子。そのままになっていたから、亡くなっているとは思わなかった。

ヒートショックか何かで、苦しまずに逝ったことを願う。気持ちの強い人だったけど、1人で苦しんで行ってほしくはなかった。

人が先に逝ってしまうたび、挨拶もなく去ってしまうことが不思議で、当たり前になっていかない。

 

隣の庭の桜の木はアメシロにやられて、この先は切られてしまうと思う。春にはそこの小屋に子猫が迷い込んで鳴いていたりしていた。

なんとお坊さんも具合が良くないようで、うちの3回忌も隣の爺さまの3回忌も保留してある。

老老の地域は死に番がまわるのが早い...。

この様子では数名でたむろして、まだ上にはいかないかも。桜はまだ咲かないが、梅を見ながら井戸端していると思う。

 

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